スポンサーリンク
哲学者ごとの解説

ホッブズ(1)神は物体である!?

今回は17世紀に活躍したイングランドの思想家ホッブズを紹介します。彼はピューリタン革命から王政復古に至るまでの激動の時代を生きた人物です。 社会思想家としていわゆる「社会契約説」を説いたことがよく知られていますが、彼が哲学者・自然科学者とし...
宗教哲学

神の存在について(9)道徳の根源としての神

前回記事「神の存在について(8)目的論的論証の拡張版」では、この宇宙に数学的構造・論理的構造が認められることから神の存在を主張する議論などをご紹介しました。 今回もまた違ったタイプの「神の存在論証」を取り上げたいと思います。 これは伝統的な...
宗教哲学

神の存在について(5)目的論的論証と進化論

前回記事「神の存在について(4)宇宙論的論証―後編」では、神の存在論証の1つである「宇宙論的論証」にまつわる諸問題を論じました。 ここ数回の記事で神の存在論証のうち「存在論的論証」と「宇宙論的論証」についてご説明したことになります。 今回か...
宗教哲学

神の存在について(4)宇宙論的論証ー後編

前回記事「神の存在について(3)宇宙論的論証―前編」では、神の存在論証の1つである「宇宙論的論証」の内容についてご紹介しました。 今回はこの宇宙論的論証に対する反論や問題点を取り上げてみたいと思います。 宇宙論的論証の内容 ~復習~ 前回の...
宗教哲学

神の存在について(3)宇宙論的論証ー前編

前回記事「神の存在について(2)存在論的論証」では、「神」という言葉の定義から出発して神の存在を導き出す「存在論的論証」をご紹介しました。 今回はそれとは異なる神の存在論証を見ることにします。 宇宙論的論証とは          ここでご紹...
宗教哲学

神の存在について(2)存在論的論証とは

今回のシリーズ記事では「神の存在」についての議論を扱っています。 これは西洋の神学・哲学で発展した分野なので、基本的にはそこで出てきた議論を紹介していこうと思います。 しかし西洋の議論には「多神教」についての考察が欠けているので、前回記事「...
宗教哲学

神の存在について(1)多神教を論じる

今回から「神の存在」について考えていきたいと思います。 日本では「神」を論理的・哲学的に論じようとすると、よく「学問的ではない」「科学的ではない」「私的な問題だから公に議論すべきものではない」などと言われます。 僕はこういう学問的なムードを...
哲学者ごとの解説

西田幾多郎(3)西田の宗教哲学

前回記事「西田幾多郎(2)純粋経験とは何か」では、西田哲学の中核である純粋経験について解説しました。 前回のまとめ 厳密な意味での純粋経験とは、主観(意識)と客観(対象)が統一されている状態です。 例えば、あなたが「我を忘れて」美しいバラの...
哲学者ごとの解説

ハイデガー(4)存在と神

前回記事「ハイデガー(3)死を分析する」では、死を覚悟して未来へ駆ける「先駆的決意性」こそが人間の本来あるべき姿であるという話をしました。 死を覚悟して未来へ駆ける……。 なるほど。深い哲学ですなぁ。 でも、あれ? ハイデガーって「存在」を...
哲学者ごとの解説

フォイエルバッハ(2)無神論に「根拠」はあるか

前回「フォイエルバッハ(1)現代的無神論の源流」では、フォイエルバッハがいかにしてヘーゲル思想を換骨奪胎して無神論を説いたかを述べました。 今回は、そのフォイエルバッハ思想をどう評価すべきかについて私見を交えて述べてみたいと思います。 死後...
スポンサーリンク