思想

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哲学者ごとの解説

カント(4)永遠平和のために

カントと言えば永遠平和、永遠平和と言えばカント……。 こんな感じで結びつくほど、カントが永遠平和思想を説いたことはよく知られています。 今回はカントの永遠平和思想を簡単に紹介します。 カントの永遠平和論イコール絶対平和主義か? ここで「平和...
哲学者ごとの解説

カント(3)他人を救うウソもダメなの?

前回「カント(2)内なる道徳の声を聴く」ではカント倫理学のキモの部分をご紹介しました。 今回はそのカント倫理学をどう評価するかという話をしたいと思います。 功利主義との対比 まず「哲学」「倫理学」といった専門分野でカント倫理学がどう分類され...
哲学者ごとの解説

カント(2)内なる道徳の声を聴く

前回「カント(1)『純粋理性批判』を10分解説」では、カントが人間の認識能力について研究したことをご紹介しました。 主著『純粋理性批判』の結論としては「人間の認識能力は五感を超えた世界には通用しない」ということでした。特に人間の「理性」とい...
哲学者ごとの解説

カント(1)『純粋理性批判』を10分解説

今回取り上げるイマヌエル・カントは18世紀に活躍したドイツの哲学者です。 哲学史の教科書には必ず登場するビッグネームですが、いざ「どんなことを説いた人なのか」と言われるとよく分からないという方が多いでしょう。 古代ギリシャと言えば「ソクラテ...
哲学者ごとの解説

デカルト(4)心は脳ではない

前回「デカルト(3)世界は機械である?」では、近現代に大きな影響を与えた(今も与えている)デカルトの発想法というか思考法について論じました。 今回は、その影響とはどんなものか、具体的に考えてみたいと思います。 科学的思考法の勝利 これまでの...
哲学者ごとの解説

デカルト(3)世界は機械である?

前回の「デカルト(2)神と世界の存在を語る」では、「我思う、ゆえに我あり」で自分の精神の存在を証明したデカルトが、次に「神の存在証明」「外界の存在証明」へと進んだことを見ました。 外界の存在証明とは、「自分が見ている世界は幻ではなく実際に自...
哲学者ごとの解説

デカルト(2)神と世界の存在を語る

「デカルト(1)我思う、ゆえに我あり」では、この言葉の背景や意味をご説明しました。 デカルトはこの「我あり」(=自分の精神は存在する)を疑うことのできない確実な真理とし、そこを出発点としてどんどん思索を進めていきました。 最初にネタバレで言...
哲学者ごとの解説

デカルト(1)我思う、ゆえに我あり

今回は17世紀に活躍した哲学者デカルトの解説をやってみます。 良くも悪くも、近代以降の人類の思考法に大きな影響を与えた人です。 近代人・現代人の発想法の源流をつくった思想家ということなら、何人かの名前を挙げることができるでしょうが、デカルト...
哲学者ごとの解説

アリストテレスの哲学(4)徳を高める生き方(倫理学)

「アリストテレスの哲学(3)目的に満ちた世界(自然学)」では彼の自然学について基礎的な部分をご紹介しました。 今回はアリストテレスの倫理学(と少しだけ政治学)について語りたいと思います。 彼の自然学は近代科学によって克服され、今そのまま信じ...
哲学者ごとの解説

アリストテレスの哲学(3)目的に満ちた世界(自然学)

「アリストテレスの哲学(2)すごい業績を大まかに紹介」では彼の業績を概観しました。 今回はその中でもアリストテレスの「自然学」がどんなものだったか、そのさわりだけご紹介したいと思います。 ここを見ておくと、アリストテレスが師プラトンから受け...
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