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哲学者ごとの解説

マルクス番外編(1)税金が高いのは社会主義

前回および前々回の記事では、マルクスの共産主義がどうして全体主義に陥るのか、その理由をまとめました。この「ズバリの共産主義はダメだ」という考えはすでに日本でも多くの人に共有されていると思います。しかし、より広い「共産主義的な発想」あるいは「...
哲学者ごとの解説

マルクス(4)共産主義がダメな理由―後編

前回「マルクス(3)共産主義がダメな理由―前編」では、共産主義がどうして必然的に全体主義になるのかについて、制度や構造の観点から考察しました。今回も引き続き、共産主義が全体主義になる理由を論じていきたいと思います。共産主義が全体主義になる理...
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マルクス(3)共産主義がダメな理由-前編

前回「マルクス(2)資本主義、崩壊せず」では、マルクスの資本主義への批判がことごとく外れていたことを見ました。資本主義はマルクスが予言したようには崩壊しなかったのです。では、マルクスが主張した共産主義(社会主義)の革命を実現した国々はどうな...
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マルクス(2)資本主義、崩壊せず

前回「マルクス主義はいかにして生まれたか」では、マルクス主義の成立に影響を与えた思想をいくつか挙げて紹介しました。今回はマルクス主義の具体的な中身に入っていきたいと思います。唯物史観(史的唯物論)前回、マルクスは「唯物論的弁証法」ということ...
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マルクス(1)マルクス主義はいかにして生まれたか

今回はマルクス(Karl Marx / 1818-1883)を取り上げます。ドイツ(プロイセン)出身の哲学者・経済学者です。この名前は、思想や哲学にあまり縁がない方でもよく聞くことがあるのではないでしょうか?マルクス主義(共産主義)は一時期...
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フォイエルバッハ(2)無神論に「根拠」はあるか

前回「フォイエルバッハ(1)現代的無神論の源流」では、フォイエルバッハがいかにしてヘーゲル思想を換骨奪胎して無神論を説いたかを述べました。今回は、そのフォイエルバッハ思想をどう評価すべきかについて私見を交えて述べてみたいと思います。死後の魂...
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フォイエルバッハ(1)現代的無神論の源流

今回はフォイエルバッハ(Ludwig Feuerbach/ 1804-1872)の思想を取り上げたいと思います。今の日本ではそれほど有名ではないかもしれません。しかしこのフォイエルバッハ、実は現代思想に巨大な影響を与えている人なんです。まず...
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ヘーゲル(5)差別主義者ヘーゲル?

前回「ヘーゲル(4)歴史は『自由への旅』である」では、ヘーゲルの歴史観を紹介しました。また「ヘーゲル哲学は非科学的である」という批判に対する考え方を述べました。今回は、ヘーゲル哲学に対する「非科学的である」ということ以外の批判を取り上げます...
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ヘーゲル(4)歴史は「自由への旅」である

前回「ヘーゲル(3)神と人間の繊細すぎる関係」では、神(絶対者)と人間とがどのようにつながっているのかについて、やや詳しく説明しました。人間が精神活動を行う結果として、様々な文化現象(芸術・学問・宗教)や様々な社会現象(道徳・法律・政治制度...
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ヘーゲル(3)神と人間の繊細すぎる関係

前回「ヘーゲル(2)正・反・合の弁証法」では、ヘーゲルが世界の法則だと考えた「弁証法」について解説しました。今回も引き続き、ヘーゲル哲学の特徴の中で僕が重要だと思うことを述べていきます。人間は神の自己表現ヘーゲルは、絶対者である神はまずロゴ...
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