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哲学者ごとの解説

デカルト(3)世界は機械である?

前回の「デカルト(2)神と世界の存在を語る」では、「我思う、ゆえに我あり」で自分の精神の存在を証明したデカルトが、次に「神の存在証明」「外界の存在証明」へと進んだことを見ました。 外界の存在証明とは、「自分が見ている世界は幻ではなく実際に自...
哲学者ごとの解説

デカルト(2)神と世界の存在を語る

「デカルト(1)我思う、ゆえに我あり」では、この言葉の背景や意味をご説明しました。 デカルトはこの「我あり」(=自分の精神は存在する)を疑うことのできない確実な真理とし、そこを出発点としてどんどん思索を進めていきました。 最初にネタバレで言...
哲学者ごとの解説

デカルト(1)我思う、ゆえに我あり

今回は17世紀に活躍した哲学者デカルトの解説をやってみます。 良くも悪くも、近代以降の人類の思考法に大きな影響を与えた人です。 近代人・現代人の発想法の源流をつくった思想家ということなら、何人かの名前を挙げることができるでしょうが、デカルト...
科学哲学

科学の方法と特徴(4)「科学らしさ」とはなにか

これまで「科学の方法と特徴」と題していくつか記事を書いてきました。今回はそのまとめとして「科学らしさ」とはなにかということについて考えてみたいと思います。 科学と非科学を分ける厳密な基準はない 以前書いた「科学の条件とは」という記事(全4回...
科学哲学

科学の方法と特徴(3)科学のパラダイムシフト

あなたもよく「パラダイム」とか「パラダイム・シフト」とかいう言葉を聞くことがあるのではないでしょうか? 今では様々なジャンルで使われていますが、もともとは「科学がどう営まれ、どう発展していくのか」ということを説明する用語でした。 今回はその...
科学哲学

科学の方法と特徴(2)理論負荷性とホーリズム

「科学の方法と特徴(1)演繹法と帰納法」では、科学の方法として「演繹法」や「帰納法」、そしてこれらが合体した「仮説演繹法」というものがあることを紹介しました。 演繹法の問題についてはそこですでに触れましたので、今回は帰納法の問題から話を始め...
科学哲学

科学の方法と特徴(1)演繹法と帰納法

以前「科学の基準とは」と題して全4回の記事を書きました。 科学哲学の専門家たちは「どんな特徴があれば〈科学〉と呼んでよいのか」「非科学との違いは何か」ということをいろいろと議論しているので、記事ではその一部を紹介しました。 今回はそれとも関...
科学哲学

科学の条件とは(4)反証可能性ってなに?

「科学の条件とは(3)『証明しろ』と言うけれど……」では、科学でよく出てくる「証明」という言葉の曖昧さについて述べました。 今回はこれに関連する「反証可能性」という考え方について紹介します。 なかなか「絶対的な証明」はない 一口に「科学的な...
その他

脳が心を生んでいるなら人間はゴミと同じ

突然ですが「心」って何でしょうか? このテーマを総合的に考えようとすると、古今東西の哲学者や思想家たちがいろいろなことを言っていますので、とても1つの記事には収まりません。 ですので、ここでは「心とは脳が生み出しているものなのか?」という論...
科学哲学

科学の条件とは(3)「証明しろ」と言うけれど……

「科学の条件とは(2)再現性について」では、「それを〈科学〉と呼べるのか」を裁定する基準としてよく触れられる「再現性」について論じました。 今回も科学の条件に関する話題です。 霊や魂について議論していると、よく「そんなの〈証明〉されていない...
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