哲学的随想

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心がすべてである理由

突然ですが、お金や健康よりもはるかに大事なものとは何でしょう?もう答えを言ってしまいますが……それは「心」です。これは「魂」あるいは「精神」と言ってもかまいません。何をナイーブな(青臭い)ことを言っているのか、と感じる人も多いでしょう。なか...
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マジで1文たりとも分からん! 哲学書の怪

哲学に関心を持った人が、「とりあえず何か哲学書を読んでみよう」と一念発起して、哲学者たちの著作に手を伸ばす……。そして撃沈する……(笑)明治時代からずっと、日本中で繰り返されてきた光景だと思われます。向学心があって、人生や死や愛について考え...
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大学で哲学を学ぶのはお勧めできない理由

前回記事では、書店に溢れる『サルでもわかる哲学』系の簡易本では、本当の意味で哲学を学べないと書きました。それならば、大学の哲学科などに入学して本格的に学んでみるのはどうなのか?このような疑問を持たれる方もおられるかもしれません。実は、こと哲...
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「サルでもわかる」ではわからない⁉

僕は「難しい哲学を易しい言葉で」をポリシーにしながら、哲学の講義・普及活動をしています。以前の記事でも、わざと哲学を難しく語る学者・研究者を批判しました。一方、最近の書店には『●分でわかる哲学』とか『サルでもわかる哲学』とか、そんなタイトル...
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記者時代にキレられた話

これまで何度か、研究者や学者もなるべく「分かりやすい文章」を使うべきだという記事を書いてきました。今回は、それに関連する、僕の記者時代の恥ずかしい話をしたいと思います。僕の記者時代のお仕事僕は大学院を出た後、ある月刊誌の編集部に入り、ライタ...
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「おにぎり」と「おむすび」の無限ループ

前回、学者たちの見栄と保身のせいで、哲学が無駄に難解になり、一般読者に近づきにくいものになっているという話をしました。そのことが分かる、僕の体験談がありますので、今回はその話を……。「カント辞典」なるものがある‼僕は大学と大学院で哲学者カン...
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わざと哲学を難しくする人たち

僕は、哲学を学ぶために頭の回転や記憶力の良さは要らないと思っています。哲学と言っても幅広いので、全般的に学ぼうとするなら、本を読み続ける「根気」と「考えようとする姿勢」は要るかもしれませんが、いわゆるIQ的な頭の良さは必要ないでしょう。ただ...
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文章を分かりにくくする技術

難解な文章を参入障壁にして身を守る学者学者さんの書いた文章って難しいですよね。新聞の政治欄や国際欄に有名な政治学者の意見が載ることがありますが、全部ではないにせよ、一読して趣旨が「???」ということがよくあります。一般の人に読ませることを意...
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死について考えてもムダ?

NHKで哲学をテーマにした番組をやっているようです。先日、何となく見ていたら、昔の哲学者たちが「死」についてどんなことを言ったかということを紹介していました。その中で出てきたエピクロス(古代ギリシャの哲学者)の言葉。「死は我々にとって無であ...
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